母の文集 [感動する話]
私の部屋にずっと母の本棚がある。
母が集めている推理小説とか
過去にもらった本とかがたくさん入ってて、
私は特に本棚の中を開けてみたり
触ったりもしなかった。
数年前、ちょっと捜し物をしていて
母の本棚を探っていたら
「○○小学校」と書かれた
母の母校の小学校の古い文集が
あるのが目に止まった。
好奇心だけで「どんなくだらないこと書いてたのかな~♪」
って読んでみたら
他の子(母の同級生)は家族で旅行をして楽しかったとか、
遠足でみんなで遊んだ思い出とかを書いているのに対して、
母の作文だけタイトルが「おとうさんの入院」だった。
読むのをためらうタイトルだったけど読んでみると
「私のお父さんが入院しました」
から始まって小学生の子供が書いたとは思えないほどの
深刻な内容がそこに・・・
読み終わる頃には涙が止まりませんでした。
おじいちゃん(母の父)は病気で
母が高校生の時に亡くなったんだけど、
とても苦労したんだなぁと思った。
私は父と仲が悪くケンカばかりしてて
母が
「お父さんになんてこと言うの!
お父さんを大切にしなさい」
と言うことの意味が
その時やっとわかった気がする。
気づくのが遅かったかもしれないけど、
これからも両親を大切にしていきたいと思う。
動画版はこちら
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2014-08-10 14:10
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